農作業中に腰が痛くなります。良くなる方法はありますか
こんにちは。
熊本市東区戸島本町で「いぬい整体院」を営んでおります、乾貴博です。
今回は、当院に通ってくださっている患者さんからのご相談をご紹介します。
「農作業で物を運ぶときに腰が痛くなるのですが、どうにかなりませんか?」
このようなお悩みは、農業に携わる方にとても多いものです。重たい物を運ぶ時の腰痛はきつくて大変ですよね。
なぜ腰痛が起こるのか、そしてその対策について分かりやすく解説していきます。
農作業中に腰が痛くなる原因
農作業には、体に負担のかかる動きがたくさんあります。
- 中腰のまま長時間作業する
- 同じ姿勢で収穫を続ける
- かがんだまま移動する
- 重いカゴや袋を運ぶ
草取りや収穫、米袋や肥料の運搬など、どれも体への負担が大きい作業です。
トラクターなど重機を使って作業する際は長時間の座り姿勢となり腰への負担も増します。
こうした動きを繰り返すことで、背中の筋肉やお尻周りの筋肉が硬くなり、体がガチガチに固まってしまいます。
「もっと楽に作業できたらいいのに…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
では、どのようことに注意して農作業をすれば良いのか、どうすれば身体が楽になるのかをご紹介いたします。

今日からできる腰痛対策
① 物の持ち上げ方を見直す
物を持ち上げるとき、立ったまま無理に持ち上げていませんか?
めんどくさいからと言って中腰のまましゃがむことなく荷物を抱えていませんか?
この動きは腰に大きな負担をかけてしまいます。足の支えがほとんど使えていないために背中の筋肉、腰だけで持ち上げてしまいます。
では、楽に持ち上げるためポイントは以下の通りです。
- 股関節と膝をしっかり曲げる
- 体を荷物に近づける(引きつける)
- しっかりしゃがんでから持ち上げる
- お腹、体幹に意識を向けてお腹に力を入れる
体に近づけて持ち上げることで、腰への負担がぐっと軽くなります。

② 腰だけでひねらない
荷物を横や後ろに動かすとき、腰だけを捻っていませんか?
これは腰痛の大きな原因になります。
- 方向転換は「体ごと」行う
- 足の向き(つま先)も一緒に変える
この2点を意識するだけで、腰への負担はかなり減ります。

③ 作業環境を整える
作業環境も、腰痛に大きく関係しています。
例えば…
- 高い場所の作業 → 脚立や台を使う
- 狭い場所 → 片付けてスペースを確保する
- 中腰作業が続く → 小さな椅子を使う
- 中腰作業が続く→作業台の高さを調節する
無理な姿勢のまま作業を続けると、知らないうちに腰へ負担が蓄積していきます。
「少しやりにくいな」と感じたら、まず環境を整えることが大切です。
④ 合間にストレッチ・体操
作業中はどうしても背中や腰の筋肉が緊張します。
- こまめに体を伸ばす
- 軽くストレッチを入れる
これだけでも、筋肉の負担はかなり軽減されます。

もし時間がある場合や自宅でおこなう腰の体操として四つ這いになり、背骨を動かす体操があります。
腰痛体操をご紹介します
①背骨を動かす体操
四つ這いの姿勢になります。
肩の真下に手首、股関節の真下に膝が来るような体勢を作ります。
背中を丸めたり、背中を反ったりと背骨を上下へ動かしていきます。
肘が曲がらないように気を付けます。
骨盤や背骨が動いているのか気にしながら行ってみてください。


②ドローイン
仰向けで寝ます。
鼻で息を吸ってお腹を膨らませます。お腹の中で風船が膨らむような感じをイメージします。お腹の圧力が抜けてしまうと体幹が安定しません。物を持ち上げる際にはお腹の中までしっかり力が入っていることが重要です。
写真のようにお腹を膨らませたり、元に戻したりと呼吸を行います。お腹の膨らみに意識をむけてみてください。

【最後に】
最後までブログを読んで頂きありがとうございます。
今回ご紹介した内容をできる範囲で実践してみてください。
腰の痛みが体操の際のに見られる場合やしびれが強くなる場合は中止をしてください。
痛みのない範囲でゆっくりと体操やストレッチを実行してみてください。
それでも改善がみられない場合には身体をしっかりとチェックさせて頂きます。
その際は当院でも構いません。ぜひ、お気軽にご相談いただけると幸いです。
監修 理学療法士 乾貴博