運転中に右肩が痛い…その原因は肩甲骨の硬さかもしれません
こんにちは。
熊本市東区戸島本町で「いぬい整体院」を営んでおります乾貴博と申します。
今回、当院に通っています50歳代男性の方より
「右肩が痛くなります。運転中、右肘を運転席の窓に置いているときに痛みがあります。物を持ったり作業するときにも痛みがでることがあります。少しでも軽減したい」と相談を受けました。
肩の痛みは長く続いています。仕事はダンプにも乗り、重労働をすることもあります。
若い時に両肩を脱臼したことがあるため、癖になっているかもしれない。
病院には行ったが特別何かしてもらったわけではないと話されました。

右肩の原因は
肩の筋肉および関節の動きを検査いたしました。肩の挙がりは耳の横まで腕があがりませんでした。
腕を上げていく途中で引っ掛かり感がみられました。外側の大きい筋肉はしっかり力もありました。
しかし、肩関節の中にある小さな筋肉が若干、パワーが弱くなっていました。
さらには肩甲骨の動きも硬くなっており、手を後ろに回して手と手が背中側で触れるか確認を行いました。
すると手を回すのがやっとで手と手の距離があり、肩甲骨の動きも硬い状態でした。
肩の痛みの原因は肩の中にあるインナーマッスルが上手く機能していないこと、肩甲骨の動きに硬さがみられていました。
肩甲骨が腕を動かすときに一緒に動いてくれないために、引っ掛かり感があるのではないかと考えました。

亜脱臼とは
手羽先をイメージしてみてください。
手羽先を食べるときに、関節があると思いますが、その関節が少しズレたような状態を亜脱臼といいます。
完全に手羽先を折ってしまうと脱臼、ひどい場合は骨折と言ってもいいかもしれません。
本題にもどります。
この脱臼のきっかけがケガによるものと、生まれつき肩関節がゆるいために起こるものがあります。
ケガによる肩の脱臼は腕の骨が前にはずれるケースが多く、一度脱臼してしまうと、70~80%が反復して脱臼しやすい傾向にあると言われています。
いずれも繰り返す回数が多くなるほど、より簡単にはずれるようになります。
普段でも、人とぶつかったり、手を後ろに引っ張られたりしただけで肩がはずれることがあるので、注意が必要です。

治療方法は
肩が外れてしまった場合は、自分で無理に戻そうとせず、できるだけ早く病院を受診しましょう。
無理に戻そうとすると、周りの血管や神経を傷つけてしまう危険があります。
肩を元の位置に戻した後は、肩を支える筋肉を鍛えるリハビリを行います。
脱臼が一度きり、または頻繁でない場合は、再び外れやすい動きを避けながら、肩周りの筋肉をしっかり鍛えることで改善が期待できます。
ただし、何度も脱臼を繰り返し、日常生活に支障が出る場合は、手術が必要になることもあります。手術では、外れにくくするために肩を支える部分を補強します。

肩甲骨について
肩甲骨が担う3つの大事な役割
上半身の動きの土台
腕を上げたり回したりする動作は、肩の関節だけで行っていると思われがちですが、実は肩甲骨の動きと繋がっています。
肩甲骨がスムーズに動かないと、腕が十分に動かせず、肩や首に無理な力がかかってしまいます。
姿勢のバランスを支える
肩甲骨が左右で開いたまま固まると、背中が丸くなりやすく猫背の姿勢になります。
逆に内側に寄りすぎると反り腰の様に身体が反ったような姿勢となります。
立っていたり、何か動作をする際の妨げになり、肩へ負担がきてしまいます。
血流と代謝のカギを握る
肩甲骨周囲にはたくさんの筋肉や血管・神経が集まっています。
ここが固まって動きが悪くなると、血流が悪くなります。血流が悪くなると神経や筋肉の動きも悪くなってしまいます。
今回の患者様は肩甲骨の硬さが影響していましたので、肩甲骨周囲にある筋肉も硬くなっていました。肩甲骨を柔らかくすることが、肩甲骨周囲についている筋肉も柔らかくなっていきます。

自宅で行えるトレーニング
椅子に座ります。
背中を丸くするように肩甲骨を外側に広げていきます。
手の位置は大きな木を抱っこするような感じで優しく丸めます。手の甲を遠くに伸ばしていきます。
肩甲骨と肩甲骨の間を狭くするように引き寄せます。肘と肘を近づけて、手のひらを外に向けます。
骨盤と背中を反るようなイメージで行ってください。


【最後に】
最後までブログを読んで頂きありがとうございます。
今回ご紹介した内容をできる範囲で実践してみてください。
痛みのない範囲でゆっくりと体操やストレッチを実行してみてください。
それでも改善がみられない場合には身体をしっかりとチェックさせて頂きます。
その際は当院でも構いません。ぜひ、お気軽にご相談いただけると幸いです。

監修 理学療法士 乾貴博