• 腰痛

長時間の運転で腰痛になる原因とは?

こんにちは。
熊本市東区戸島本町で「いぬい整体院」を営んでおります、乾貴博です。

当院に通ってくださっている患者様から、こんなお悩みの声をいただきました。
「長時間の運転中に腰が痛くなります。腰の痛みを減らしたいです。」

暖かくなり、ゴールデンウィークも近づいてきました。連休には車で旅行に行く機会も増えるのではないでしょうか。長距離ドライブや通勤、仕事での長時間運転で「腰が痛い」と感じた経験はありませんか?

実は、車の運転は腰に大きな負担がかかる動作の一つです。
今回は、長時間の運転による腰痛の原因と、その対策についてわかりやすく解説します。

腰痛を引き起こす主な原因

① 同じ姿勢が続くことによる筋肉の緊張

車の運転中は、同じ姿勢を長時間続けることになります。
この状態が続くと、腰回りの筋肉が緊張し、血流が悪くなります。

イメージとしては、ホース(水の通り道)を体で押しつぶしているような状態です。
その結果、疲労物質が溜まりやすくなり、痛みを感じやすくなります。

② 姿勢の崩れ(ねじれ・猫背・反りすぎ)

運転中にハンドルに近づきすぎたり、背中が丸まった猫背の姿勢になると、腰に余計な負担がかかります。また、シートを倒しすぎて反りすぎた姿勢での運転も、腰への負担を増やしてしまいます。

さらに、オートマ車では左足を使う機会が少なく、体重のかかり方が左右で偏りやすくなります。
こうした何気ないクセの積み重ねが、腰痛の原因になります。

③ シートのフィット感不足

車のシートが体に合っていない場合、腰をしっかり支えられず、不自然な姿勢になりやすくなります。シートの硬さや形状、素材は車種によってさまざまです。

滑りやすいシートの場合、体を支えようとして無意識に力が入り、それが腰への負担につながることもあります。

④ 運動不足・筋力低下

普段から運動不足の方は、腰を支える体幹の筋肉が弱くなっています。
そのため、長時間の座った姿勢を支えきれず、腰への負担が大きくなり、痛みにつながります。

腰痛の対策

こまめに休憩をとる

同じ姿勢が続くと筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。
1〜2時間ごとに車を降りて、体を伸ばしたり軽くひねることで血流が改善されます。

運転する時の姿勢を見直す

運転中に「疲れやすい」「腰が痛い」と感じていませんか?その原因の多くは、実は正しい運転姿勢が取れていないことにあります。

姿勢が悪いままハンドルを握っていると、腰に余計な負担がかかり、腰痛を引き起こしやすくなります。その他にも、視野が狭くなったり、ブレーキをしっかり踏み込めなかったり、ハンドルやアクセル・ブレーキ操作がスムーズに行えなくなるなど、安全面にもさまざまな影響が出てしまいます。

正しい運転姿勢を意識することは、単に体の負担を軽減するだけではありません。いざというときの危険回避能力を高めるためにも、とても重要なポイントです。

車を発進させる前に、まずは自分の姿勢を整えること。ほんの少しの意識で、快適さも安全性も大きく変わります。日々の運転だからこそ、基本となる姿勢を見直してみましょう。

運転時の姿勢のポイント

  • 頭の位置

後頭部がつくヘッドレストは、万が一後ろから追突された時に頸部にかかる負担を軽減してくれる重要な役割があります。ヘッドレストの真ん中が目線と同じ高さになる位置に調整しておくと楽に運転が可能となります。

  • 肘と膝の位置

ハンドルを持った時の肘と膝の曲がり具合をみてみましょう。肘や膝は伸びすぎず、曲げすぎず丁度良い程度にしましょう。肘はハンドルを握った時に軽く曲がる場所でハンドルとシートを調節し、緊張しすぎていない、リラックスしすぎていない姿勢を維持しましょう。

  • 腰とおしり

きちんとシートとおしりをくっつけていないとブレーキを強く踏み込むことができないことがあります。シートに座る時は深く腰かけ、おしりの後ろに空間を作らないようにぴったりと背中・おしりをシートにつけます。

どうしても腰が痛くてクッションが必要な場合はシートと背中の隙間にクッションを入れることで、自然な姿勢を保ちやすくなります。腰への負担が軽減され、楽に運転できるようになります。

姿勢は腰痛軽減だけでなく安全運転にも繋がります。ぜひ、運転する際には姿勢とこまめな体操、休憩を行ってみてください。

【最後に】

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

長時間の運転による腰痛は、日々の少しの工夫で予防・軽減が可能です。
まずはできる範囲で、今回ご紹介した内容を実践してみてください。

また、痛みのない範囲でストレッチや体操を取り入れることも大切です。

それでも改善が見られない場合は、一度しっかりとお身体の状態をチェックすることをおすすめします。
当院でも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

監修:理学療法士 乾貴博