膝の水を注射で抜きたくない。膝に水が溜まらない方法
こんにちは。
熊本市東区戸島本町で「いぬい整体院」を営んでおります乾貴博と申します。
今回、当院に通っています80歳代女性の方より
「右膝に水が溜まり、毎回注射で水抜いています。注射で水を抜くのが嫌なので抜かなくていいようにしたいです。」と相談がありました。
右膝の痛みは4~5年前からです。痛くなり階段昇降、歩くのが辛いです。痛みを軽くしてほしい、まずは水が溜まらないようにしてほしいとの希望がありました。
今回なぜ右膝に痛みがあり、水が溜まってしまうのか解説させて頂きます。
右膝へ水が溜まるとは
右膝に水が溜まる状態というのは、右膝へ負担がきている状態です。
無意識のうちに右膝が頑張っていることになります。そのために、関節を動かしたくない、負担の掛からないようと炎症が起こり、水が溜まってしまいます。
その溜まってしまった水を抜いてしまうことで、痛みや腫れが減ってしまうので右膝がまた動かしやすく、使いやすくなってしまいます。そうするとまた水が溜まってしまし、それの繰り返しとなっていきます。
水を一度抜くとまた水が膝に溜まりやすい状態となります。

水が溜まりにくいようにするためには
痛みがあっても水を抜かなくてよい状態、抜かずに様子をみられる状態であればそのまま様子を見ていく方法もあると思います。
膝にたまった水は微量ではありますが、身体の中へ吸収されていきます。吸収されにくい場合や水を抜かないと痛いくて歩けない、腫れている場合には水を抜く必要があります。
水を抜くか抜かないかは医療機関での医師の判断になると思いますので、状況をお伝えして医師と相談する必要があります。
しかし、今回は膝にキネシオテーピングを貼ることで体内への吸収を手助けできたと考えております。そのテーピング方法はこちらです。

膝の負担を減らす方法
股関節と足首の間に膝が位置します。膝にストレスがかかっているということは、股関節や足首の関節の動きが硬い、もしくは、動作の中で使われていない可能性があります。
もしくは背骨の動きが硬くて膝への負担がきている可能性があります。
今回の症例の場合は右の股関節の動きが硬く、股関節を上手に使えていなかったことが原因でした。
身体が股関節の使い方知らない、分からない、気にしたことがなかったのでしょう。
人間は無意識のうちに今までの癖や身体の使い方で動いてしまいます。また、ついつい癖によって動かしやすいところ、使いやすい場所を使ってしまう傾向にあります。
膝が痛いと、「膝そのものが悪い」と考えがちですが、実は原因が股関節にあることは少なくありません。なぜなら、股関節は体の中でも大きな関節で、歩く・立つ・しゃがむなどの日常動作の衝撃を受け止める重要な役割を担っているからです。
例えば、車のタイヤの向きがずれていると、一部分だけがすり減ってしまいます。同じように股関節の動きが悪くなると、本来股関節で吸収するはずの負担が膝へ集中してしまいます。その結果、膝の内側や外側に余計なストレスがかかり、痛みにつながります。

膝のストレスは股関節の影響だった
特に今回の症例では股関節が外側に動かなにことで膝へストレスがかかっているものと考えられます。
寝た状態で股関節を外側に開いたり、閉じたり。股関節レッスンを行いました。また、股関節を内側に捻ったり、外側に捻ったりと股関節の動きを学習して頂きました。
さらにお尻の筋肉や股関節周囲の筋肉がうまく使えていないと、歩行時や階段の昇り降りで膝が内側に入ったり、ねじれたりしやすくなります。この状態が続くと、膝に負担が蓄積し、慢性的な痛みの原因となります。
そのため、膝の痛みを改善するには膝だけを見るのではなく、股関節がしっかり動いているか、お尻の筋肉が使えているかを確認することが大切です。
股関節の柔軟性や使い方が分かるようになることで膝への負担が減り、歩行や立ち座りが楽になります。
膝は「被害者」、股関節は「原因」のことがあります。膝の痛みを根本から改善するためには、股関節の動きと使い方を見直すことが非常に重要なのです。

自宅で行えるストレッチ
床に足を広げて座ります。痛みないない範囲でつま先を内側に回したり、外側に回したりします。
このとき太ももの力が入り過ぎないようにして、股関節(足の付け根)から動かすようにします。
呼吸を止めないように動かしていきましょう。

最後に
最後までブログを読んで頂きありがとうございます。
今回ご紹介した内容をできる範囲で実践してみてください。
膝の痛みのない範囲でゆっくりと体操やストレッチを実行してみてください。
それでも改善がみられない場合には身体をしっかりとチェックさせて頂きます。
その際は当院でも構いません。ぜひ、お気軽にご相談いただけると幸いです。
監修 理学療法士 乾貴博