「取れない疲れ」は内臓の悲鳴かもしれません。
こんにちは。
熊本市東区戸島本町で「いぬい整体院」を営んでおります乾貴博と申します。
今回、当院に通っています70歳代女性の方より
「最近、体調を崩してから倦怠感というか、疲れがとれない。身体が少しでもスッキリしてほしい」と相談を受けました。
話を聞き始めるとここ数日寝ていることも多くて、普段のよりも活動量も落ちていました。疲れもあることから動く意欲も低下していたと考えられます。
さらに話を聞いていくと、息子さんのところへお見舞いに行くのに3~4時間かけて移動しなくてはならない事情がありました。息子さんのことで不安もあるような感じでした。
肉体的な疲労と精神的な疲労が混在している可能性もあると考えられます。
身体のチェック行っていくと胸周囲の硬さ、呼吸の状態、内臓の硬さや動きにくさを感じました。
また、身体も重たく、身体全体の循環が良くないように感じました。
今回は内臓と呼吸、胸周囲の硬さに着目して施術を行っていきました。
呼吸の重要性
不安や気分が下がっているとき、自分自身の「呼吸」の状態を気にしたことはありますか?
呼吸に意識を向ければ、忙しくしていると息が一瞬止まっていたり、呼吸が浅かったり、早かったり、さらには息苦しさを感じるという方も多いかもしれません。
それは人間の脳の中にある扁桃体(へんとうたい)という部分は感情の働きと同時に呼吸も司っています。そのため、緊張や不安、ストレスを感じると呼吸が浅くなったりします。
呼吸さらに呼吸は自律神経とも関りがあります。
そのため、呼吸と心には切っても切れないつながりがあります。

さらには呼吸がうまく機能していないことで胸周囲は硬くなり動きが悪くなってしまいます。
呼吸が浅いと血液の循環が低下し、全身へ酸素が行き渡らなくなり酸欠に近い状態になってしまいます。
また、内臓の働きも低下し、体は重たく感じてしまいます。
さらには、脳にも十分な酸素、エネルギーが行き渡らないために、脳が酸欠になってしまいます。
そうなると心の状態にも影響を及ぼしてしまい、不安感を覚えたりして、思考もネガティブになりやすくなります。

内臓と呼吸の関係
私たちはストレスを感じると、無意識に体に力が入ります。肩や首が凝るのと同じように、実は内臓も硬く緊張してしまいます。
普段からストレスを受けることによって自律神経が特に「交感神経(こうかんしんけい)」に偏り続けると、内臓へ送られるはずの血流が行き渡りにくくなります。
すると内臓は冷えてしまい、血流が低下することにより動きが鈍くなってしまいます。
そうなると内臓の動きは硬くなってしまいます。この「内臓の硬さ」が、脳に「疲れた」という疲労の信号を送り続けている可能性があります。
身体の中にある空間を広げたり、狭くしたり、動きがでてくることで血流が循環していきます。
息を大きく吸うときに、胸周囲の肋骨が開きます。横隔膜(おおかくまく)という柔らかい仕切りのような膜が押し下げられます。
次に息を吐きながらお腹を縮める、凹ませることで、横隔膜(おうかくまく)が引き上がります。

息を吐くうちにお腹の中の空間が小さく、狭くなっていきます。
すると静脈が圧迫され、血液が心臓に戻りにくくなります。すると、血液を回すための交感神経が働くように身体が反応します。
そして、息を吸うと、交感神経の働きで血液が心臓に戻ってきます。
そこで、さらに身体が副交感神経を活性化させようと働き、身体の神経のバランスをとろうとします。その流れによって副交感神経の働きが活性化していきます。
横隔膜の上下運動により、肺から心臓、内臓、全身へ血液の循環が活発になると考えられます。
呼吸を整えることにより内臓への血流や循環の滞りを解消してくれます。

自宅で簡単呼吸法
緊張したり、力んだり、何か悩みがあり不安が強くなった際に心を落ち着かせるために行います。
「寝る前」や「心を整えたいな」と感じたときにやってみてください。
椅子に座るもしくは仰向けに寝ます。
①鼻で息を4秒かけて吸います
②口から息を8秒かけて吐きます
これを気持ちが落ち着いたな、少し楽になったなと感じる程度で行います。

最後に
最後までブログを読んで頂きありがとうございます。
今回ご紹介した内容をできる範囲で実践してみてください。
今回の患者様は呼吸と内臓の施術を行うことで楽になり、身体も軽くなったと言って頂きました。
皆様も一度呼吸を整えてみてください。
それでも改善がみられない場合には身体をしっかりとチェックさせて頂きます。
その際は当院でも構いません。ぜひ、お気軽にご相談いただけると幸いです。

監修 理学療法士 乾貴博